避難訓練
2020年11月11日 19時19分南海トラフ地震が発生したことを想定して、避難訓練を行いました。
本訓練は今年の7月に宇和島市から配付された「宇和島市総合防災マップ」の内容に準じて行いました。
一部中身を紹介しながら、避難訓練の様子をお伝えします。
緊急地震速報の音で、生徒は机の下にもぐりこみました。
南海トラフ地震では、2~3分の揺れが続くということで、今日は長めの2分間机の下にもぐりこむようにしました。
きちんと頭部を机の下に入れて守っています。
大きな揺れになると、机など物が激しく動きます。この生徒はしっかり机の脚を持っていますね。
まずは第1避難場所のグラウンドに避難しました。全校生徒が避難完了したのは、避難の指示をしてから3分7秒後でした。
避難後、大津波警報が発令されたという想定で、第2避難場所の浅田組資材置き場(スシロー上)へ避難することにしました。
1年生から出発し、国道を通行しました。
全校生徒が集合できたのは、緊急地震速報の音が鳴ってから、31分後でした。
全校生徒に次のことを伝えました。
① 南海トラフ地震が発生した場合、地震が発生して宇和島に津波が到達するまでに50分程度かかる。(今回の移動時間が31分なので、実際に津波が襲ってくる状況があっても、落ち着いて避難すればきっと避難することができる。)
② 城東中校区で津波の被害が想定される地域は、徒歩通学の地域とほぼ同じである。
③ 城東中学校からこの避難場所までの道中、あるものを数えたら93あった。
もちろん、正解は3番の電柱です。国道には20mおきぐらいに電柱がありました。震度7の地震が発生したとき、この100本近い電柱が1本も倒れずにいることの方が難しいと思います。電柱で道が塞がれても、おちついてどうにか足を進めるしかありません。
生徒たちは真剣に話を聞いてくれました。
御家庭には、この「総合防災マップ」はあるでしょうか?宇和島市ホームページからダウンロードすることもできますので、すぐに手に取れる場所に置いてもらいたいと思います。
最後のページには、「わが家の防災メモ」を書き込めるようになっています。
事前の備えなどについても家族で確認するといいですね。
災害が発生したときに家族でどのようにするかを、じっくり話し合ってもらえればと思います。