第5回 学校運営協議会

2019年11月25日 16時58分

本日午後、第5回学校運営協議会を行いました。

本日は、一般社団法人「コミスクえひめ」のメンバーであり、文部科学省コミュニティ・スクール・マイスターである西村久仁夫(元吉田中校長)先生に来ていただきました。

「コミュニティ・スクールのすすめ ~教育の動向と宇和島市の取組から~」というテーマで講演をしていただきました。

今までも本HPで何回かコミュニティー・スクールのことを紹介しました。簡単に言えば、学校・地域がお互いに知恵と力・情報を出し合い、WIN-WINの関係を築くための仕組みです。

 

昨年度の西日本豪雨災害で吉田地区が大変な状態になったときに、吉田中学校の復興にこのコミュニティ・スクールがとても大きな役割を果たしたという話で始まりました。

教員は児童・生徒のケアに尽力する。地域の方はひたすら土のかき出しやげれき撤去に取り組むという役割分担で、復旧のスピードアップにつながったという例を聞くことができました。

一方の、中学生は保育園児や小学生の遊び相手になったり勉強を教える立場になることで、活躍したそうです。

そのような苦しい状況下で、中学生は「人の支えによって生活できている」ことに気付くことができ、その後目覚ましい成長を遂げたといいます。

 

現在の学校は、昔と比べて生徒数が減り、それに伴って教員数も減っています。いろいろなことに取り組むのに、難しくなっている面がありますので、地域の力を借りながら充実した学校教育を目指していくという時代になってきました。

本校では、ボランティア活動を通して、学校と地域のつながりができてきました。これを軸として、今後もいろいろな取組を考えていきたいと思います。