0823 処暑の候
2021年8月23日 16時34分今日は『処暑』と呼ばれる24節気の一つで、「暑い陽気が停止し、初めて暑さが引きはじめ、終わっていくころ」という意味だそうです。綿の実が弾け、稲が実るころでもあります。まだまだ暑い日が続き、部活動においては「熱中症」への対応を気遣う毎日ですが、気が付くと、少しずつ日暮れも早くなってきています。体感温度とは別に、季節は少しずつ「秋」を迎えようとしているようです。
さて、例年8月末は各中学校において、「体育祭準備」に取り掛かる時期です。ただし、今年は昨年以上に全国的なコロナ禍に見舞われ、愛媛県においても感染拡大が危惧され、宇和島市においても散発的に感染が確認されています。このような点を重視し、市教育委員会では令和3年度の運動会・体育祭については、「感染対策期に実施する場合は無観客で実施すること」との指導があり、大変心苦しい決断ではありますが、「無観客開催」とさせていただくことになりました。(本日、マチコミでお知らせしたとおりです。)
現在、松山市が「まん延防止等重点措置区域」に9月12日まで指定され、愛媛県の感染対策期も延長が見込まれることに加え、この後、新人総体・文化祭準備と大きな行事が控えていること、3年生にとっては大切な「進路」決定に向けての準備に入ることなど先延ばしにしにくい現状があります。学校にとっても、生徒一人一人にとっても、御案内できずに実施せざるを得ない実情について、御理解いただきたいと思います。
今月末には、『処暑』に合わせるかのように早場米の収穫が始まります。学校では2学期がスタートするわけですが、生徒たちの日々の学びを停止させるわけにはいきません。体育祭を行うことで、新人総体に向けて新チーム一丸となって取り組むことで、各学年集団やそれぞれのリーダーが、一皮も二皮も剥けたたくましさを身に付けてくれると信じています。また、私たち教職員は、そのための指導や支援、当然感染防止対策に万全を期したいと考えています。そして、保護者の皆様や地域で生徒の成長に期待を抱いていただいている方々には、「成長した姿」を別途確認していただける、お伝えできる機会があると信じております。しばらくは、御家庭における感染防止対策の徹底に御協力いただき、生徒たちのバックアップに御協力いただければと思います。よろしくお願いします。
【文責 西田】