0820 残り2週間の夏休み 2
2021年8月20日 16時27分日本赤十字社のガイド資料では、以下のような内容が提言されています。
・新型コロナウイルスには「3つの感染症の顔」がある。
・それは「病気そのもの」、「「不安と恐れ」、「嫌悪・偏見・差別」であり、この3つの感染症はつながっている。
・その負のスパイラルが、広がらないように断ち切ることが大切である。
この説明は、ウイルスの本質を極めて簡易な表現で言い表しているものの、私の理解の根本においているものです。見えない敵(ウイルス)への不安は誰にでもあります。しかし、「特定の対象を見える敵と見なして、嫌悪の対象を偏見で見たり、差別したりする」ことは、冷静に考えればおかしいことに気付きます。偏見などにより特定の対象を遠ざけ、つかの間の安心感が得られると思うのは間違いです。
間もなく始まる2学期は、私たち教職員自身も「病気」「不安・恐れ」「偏見・差別」との戦いになります。できうる限りの感染防止対策を施して、日々の教育活動に従事していきたいとと考えています。日赤の他の資料には、「3つの感染症の顔に打ち勝つ方法」はその参考になります。生徒たちや保護者の皆様とも共有したいものです。是非ご参考に。
1 一人一人が衛生行動を徹底する。
【手洗い・消毒の徹底、咳エチケット等遵守、社会的距離の確保 など】
2 気づく力、聴く力、自分を支える力を高める。
【時に立ち止まって自分を振り返る、悪い情報ばかりに目を向けない、
いつもの生活習慣やペースを保つ など】
3 不安をあおらない、偏見や差別を強化しない。
【確かな情報を広める、差別的な言動に同調しない、
感染防止に努めている人などに、ねぎらい・感謝を忘れない など】
☆ 一人一人が「信じる心」「人を想う心」を大切にしましょう。