文京地区 6校1園合同津波対策避難訓練 事前協議会

2019年11月7日 20時13分

本日城南中学校で、「文京地区6校1園合同津波対策避難訓練事前協議会」が行われました。

この6校1園とは、

鶴島小学校、明倫小学校、城南中学校、城東中学校、宇和島南中等教育学校、宇和島東高等学校、明倫幼稚園

をさします。

この宇和島城周辺の学校や幼稚園が11月18日(月)9:40の同時刻に、合同で避難訓練を行います。3400名の園児・児童・生徒が一斉に避難するとどうなるかを検証する場でもあります。現在決まっている各校・園の避難経路・避難場所は次のとおりです。

今回城東中学校の避難場所は、スシローの横の坂道を上がる、浅田組資材置き場としています。

 

以前に何回か、各校・園の先生たちが集まって会議を行っていますが、今日は各校の児童生徒・保護者の代表の方も交えての会になりました。

城東中学校からは、2年生生徒会事務局員の2名と、PTA会長さん、西田先生と清家先生が出席しました。

 

今日は次の3点について協議が行われました。

①避難訓練は、最悪の事態を想定するとともに、一人一人が真剣な気持ちで臨まなければなりません。参加者すべてが真剣に取り組むために、各校では、どのような取組や声掛けの工夫を行っていますか。

②各校で災害の様々な状況を想定して避難訓練を実施していると思います。各校の避難訓練の内容や訓練で工夫していることは何でしょうか。また、今回の避難訓練前に、参加者の意識向上のために、各校ではどのような取組を考えているでしょうか。

③「事前復興」という言葉を知っていますか?大きな地震や津波が発生すると学校や家庭が被害を受けます。災害から1か月後、3か月後、1年後の家庭や学校での生活のことを事前にイメージして考えてくおくことが、災害対策としてポイントになるという考え方です。このことについて、各校としての現時点での取組や考えを教えてください。

 

参加した2人の生徒は、事前に先生たちと話し合った内容を、しっかり発表することができました。

 

各校の取組がまとめられた資料には、参考になることがたくさん書いてありました。

 

 

 城南中学校の2年生は、総合的な学習の時間で防災について学んでおり、それをまとめたものを発表しました。発表スライドの中に、南海トラフ大地震の被害予想がまとめられていました。

 想像を絶する事態になることが予測されています。これに対する準備をしておかないと、大変なことになります。

 

愛媛大学防災情報研究センターの教授お二人も参加しており、アドバイスをしてくださいました。

 

消防防災科学センターの毛利さんは、防災士養成講座の講師もされる、防災のプロです。東日本大震災の様子や、他地域が行っている先進的な避難訓練など具体例を挙げて説明をしてくださいました。

特に衝撃的だったのが、「東日本大震災の時の東北地方太平洋沖地震は、沖合150kmはなれて起こった地震で、陸地での揺れはそこまででもなかった。南海トラフ大地震では、陸地が想像を絶するほど激しく揺れることが想定されている。東北のときと比べものにならないほど大きな地震になると思ってほしい。」という言葉です。

 2011年3月11日の様子は、鮮明に記憶に残っていると思います。それを超える地震に対する備えが必要なのだと改めて感じました。

 

11日後に行われる避難訓練が、自分の、大切な人の命を守るための訓練になるように、生徒のみなさん、保護者の皆様、防災についてじっくり考えていきましょう。

 

この避難訓練に向けて、生徒のみなさんの意識が向上するように来週いくつかの取組をしたいと考えております。ホームページでも紹介や呼び掛けをしますので、御注目ください。