終わりの会の一場面
2019年11月28日 19時07分終わりの会の様子です。みんな何をしているか分かりますか?
「居眠り?」いえいえ、こんなに良い姿勢でクラスの全員が眠るはずがありません。これは「黙想」です。城東中学校では、終わりの会に黙想をし、その状態で終わりの会放送を聞くようにしています。
慌ただしい1日の終わりに、心も脳も安らかにして、静かな時間を過ごします。私たちは日ごろ意識していませんが、身の回りの情報を「視覚」から得ている部分がたくさんあります。視覚でとらえるものは情報量がとても多く、私たちが行動する際にとても重要なものです。情報量が多い分、目を開けている時は、常に脳がたくさんの情報を処理しています。「目を閉じる」という行為は、そのフル回転している脳を休める大事な行為です。
みなさんも目を閉じてみてください。想像以上に「音」や「におい」に敏感になります。小さな音でもはっきり聞こえませんか?日常では気付きにくいことに気付くこともあるでしょう。「黙想」は、刺激の少ないの状態で1日の学習や出来事をじっくり振り返る、大事な時間です。これをするだけで、1日経験したこと、学んだことがしっかり頭に刻まれると考え、城東中学校では何年も前から継続して行っています。
テレビやスマホに映像などの情報が溢れる時代ですが、その情報をちょっと抑えることで、逆に日頃気付かないことに気付くようになるかもしれませんね。