0924 選手激励会
2021年9月24日 16時19分令和3年度 市・郡新人総体 全南予新人総体 選手激励会 挨拶(予定稿)
令和3年9月24日(金)激励会を実施しました。警戒対策期間中であり、時間短縮のため、
1点に絞って話をしました。生徒にはHPで本来の話をアップする旨を伝えています。
以下その原稿になります。
いよいよ来週水曜日に 新人戦の火ぶたが切られます。選手諸君の健闘を祈念して、
ある陸上競技の種目について話をします。みなさんは、「陸上・十種競技」を知っていますか。
知っている人でも、すべての種目を言える人は少ないのでは?
100m、400m、1500mに加え、110mハードルのトラック競技4種と
やり投げ、砲丸投げ、円盤投げの「投てき」3種 走り幅跳び、走り高跳び、棒高跳びの「跳躍」
を合わせたフィールド競技6種から成り立っています。しかも、1種目でも棄権が許されない非常に
ハードな内容で、記録を得点化して争います。
勝者は尊敬の気持ちを込めて「キング・オブ・アスリート」と呼ばれています。
この競技で日本記録を保持している 右代啓祐選手が大学時代の忘れられない出来事を
次のように語っています。当時優勝候補であった彼が、得意種目の棒高跳びで大失敗し、
初優勝を逃したときの話です。いつもは厳しいコーチが、落ち込んでいる彼に、
「今日からがお前のスタートだ」と一言だけ伝えたそうです。
この言葉を聞いた右代選手は、その日のうちに練習を再開し、翌年から全国大会6連覇を達成、
オリンピックにも2度出場しました。
彼は次のように語っています。『自分一人では強くなれません。いろいろな人が声をかけて
くれますが、その言葉をどう行動に活かすか、それが大事なんだと思います。』
新人総体は、皆さん一人一人、そしてチームにとって 初めての大きな舞台です。
精一杯の活躍を期待したいと思っています。
その上で、右代選手のように、自分の成長のために チームの躍進のために
何か次につながることを掴んできて欲しいと思います。勝敗に関係なく、
誰にでもそのチャンスはあると強く思っています。
「結果から学ぶこと」も城東プライドの一端ではないでしょうか。
以上で終わります。《文責 西田》